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圧密沈下のはなし

住宅の不同沈下で家が傾くことがあります。この場合の原因として、圧密沈下という現象があります。
圧密沈下は、粘土質の土からなる地層で発生することがあります。砂質の土は、粘土質の土とは異なり圧密は問題になりません。粘土質の土は構造的に、土粒子間に水や空気が多いです。

砂(単粒構造)

砂(単粒構造)

粘土・シルト(蜂の巣構造)

粘土・シルト(蜂の巣構造)
砂と粘土・シルトの排水大小

よって、圧密量も多くなる

そこで、水分を含んだ粘土質の土に住宅や盛土などの新規荷重が加わると、土中の水分が徐々に抜けて、体積が縮小して圧密量分だけ沈下します。

排水は時間をかけて進む

※排水は時間をかけて進む

圧密が起きる可能性がある粘土質の層を圧密対象層とすると、その圧密対象層へ新たな荷重が加わることで、圧密現象が発生します。新たな荷重は、新設建物荷重であったり、建物建設に伴う盛土荷重となります。

■ 圧密対象土に荷重が加わるケース

ケース① 新規住宅

ケース① 新規住宅

ケース② 新規盛土

ケース② 新規盛土

ケース③ ①と②が両方加わる

ケース③ ①と②が両方加わる

圧密対象土に荷重が加わると全体的に土は体積減少する。建物も沈下するため圧密沈下と呼ばれる。

圧密現象は、新規荷重の大きさや、圧密対象層の厚さにより、圧密量が異なってきます。
よって、条件によっては、圧密による体積縮小分の変位量が沈下量となり、場所によって沈下量が異なる不同沈下になることがあります。

■ 圧密沈下によって不同沈下になる例

①圧密対象層厚の相異

①圧密対象層厚の相異

②荷重条件の相異

②荷重条件の相異

住宅設計をするうえで、圧密沈下に関する検討はとても重要です。

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