鋼管杭工法
鋼管杭工事の特徴
- 比較的支持層の深い支持地盤に適応
- 既成材料なので、現地での品質安定
- 水平力分担を検討することも可能
- 小径鋼管なので、打設管理が重要
- 施工に伴う残土発生はほとんど無い
- 3m未満の長さは設計計画困難
- 主として先端支持なので高支持地盤要す
- 擁壁などに隣接施工でも影響は少ない
- 崖条例規制などの対策に計画しやすい
鋼管杭工法 施工手順
1.杭を吊り込んで、杭先端を杭芯にセットし、振れ止め装置で固定する。
2.杭に回転駆動装置により回転力を与えて地盤中に回転貫入させる。
3.下杭を適切な位置で打ち止め、中杭あるいは上杭を接続する。
4.所定の深度まで回転貫入させて打ち止め、回転キャップを外して施工を完了する。
5.杭芯ずれが許容値内であることを確認し、杭頭キャップをする。
6.施工完了後に施工機械を用いた載荷試験を行い、支持力の確認をする。