スウェーデン式では確認できなかった支持層の硬さ、厚みを確認することができます。
トラバース式 オートマチック ラムサウンディング試験
コンパクト・SWSとの同時調査が可能
各部名称
- 軽量小型化により、狭小場所でも調査が可能です。
- 貫入深度は20mを超えて計測可能です。
- N値20程度の粘性土、N値30~50程度の砂質土まで測定可能。
- 鋼管杭等の支持層確認に最適です。
(打ち抜け等防止:支持層確認の信頼性向上) - SWS試験との併用で、詳細な地盤情報が得られます。
- 建物解体前の現場でも調査が可能です。
SWS試験より硬い層や、深い層まで確認できます
SWS試験ではできなかった支持層硬さ、厚み確認が可能
標準貫入試験・SWS試験・ラム試験対比
全国で群を抜く普及台数すでに全国拠点に50台展開これからも増産します
(現在シェア率90%)
ラムサウンディング試験法
調査方法の概要
本試験では、重さ63.5kgのハンマーを50cmの高さから自動的に自由落下させ、直径45mmの先端コーンを地中に打ち込み、貫入量20cm毎の打撃回数(Nd)を測定し、この打撃回数(Nd)を用いて地盤のN値を推定するものです。
尚、本試験によって得られるNd値は、標準貫入試験によるN値とほぼ等しい(Nd≒N)とされています。
試験装置の仕様
寸法 | 重量 | |
自動貫入装置 | 570×990×2500 | 150kg |
ハンマー | φ16×35cm | 63.5kg |
落下高 | 50cm | |
ロッド | φ32mm×1m | 6.7kg/m |
先端コーン | φ45mm×90mm | 0.4kg |
試験方法
Nd値は、以下の式を用いて求めます。
Nd=Ndm – Nmantle=Ndm – 0.040 Mv
周面摩擦を補正するためのトルク計測は、以下のように行います。
- Ndm値が5回を超える場合は、貫入量20cm毎にトルクレンチでロ ッドを2回転させ、その際の最大トルク(Mv)を測定する。
- Ndm値が5回以下の場合は、1m毎のロッド接続時にロッドを2回転させるだけで、最大トルク(Mv)を測定しない(Mv=0とする)。
Nd:補正された打撃回数
Ndm:測定した打撃回数
Nmantle:周面摩擦に相当する打撃回数
Mv:回転トルク(N・m)